悪化させない対策

Room in hospital

従来の花粉症治療

花粉症の原因となる植物は現在、50種類から80種類あるとされています。その中でも特に患者数が多いのがスギ花粉症で、推定患者数は3千万人、日本人の4人に1人がスギ花粉症だともいわれています。その原因となるスギは1960年代の大規模な植林計画によるものです。大量のスギの木から花粉が大量に飛散し、その花粉を吸うことでスギ花粉症の患者数が激増することになりました。患者数が多い国民病でもあるため、いままで数多くの花粉症対策や治療が試みられてきました。その花粉症対策や治療の多くは対症療法で、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬やステロイド、漢方薬などの処方薬物を、症状に応じて飲み薬として服用、あるいは点鼻や点眼などの外用薬として用いることが主流でした。

これからの花粉症治療

一般的に行われている花粉症治療の多くは対症療法のため、症状を緩和することは可能でも根治を目指すものではありません。対症療法以外には、アレルゲン免疫療法が有効な治療法として注目されています。従来の注射による減感作療法は、体質改善を目的とした治療法でもあるため、治療期間が2〜3年と長くかかることや痛みを伴うこともありましたが、現在は舌下免疫療法が認可され、安全性も高く家庭で行えるため通院回数も減らすことが出来る根治療法として期待されている治療法です。そのほかには、レーザーで鼻の粘膜を焼く手術による治療もありますが、再発する場合もあります。薬や治療以外には乳酸菌が花粉症対策に効果的だといわれています。そして、花粉症対策として花粉症を悪化させないことも大切です。ストレスや飲酒、喫煙などの要因となるものに注意しましょう。